[2005.12.23]
  あしたのしんぶん


 ▼Tomorrow's paper will be digital(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2005/12/21/electronic_paper/


 いくつかある全国紙のなかで,どこが最初に紙を捨てるのか,いまから楽しみだ。新聞に対する信頼も全然なくなった世の中に,生き残る道なんてわずかしかないのだから。

quote:ベルギーの新聞,デイリー・デ・テイト紙は2006年4月から携帯型のデジタル端末で配布されることになる。オランダのiRexテクノロジーズ社のデジタル新聞の端末は,Wi-Fiの接続を用いてさまざまなソースからその内容を得るが,8.1インチのサイズと16階調の読みやすい色調で表示,屋内でも屋外でも読みやすく,バッテリーは14日間もつ。

 ところで新聞ってのはいつまであるんだろうか? ぃゃ,それではきちんと伝わっていないか。紙の新聞ってのはいつまであるんだろうか,と云うのが正確だ。わたしは詳しい新聞社の決算なんて知らないのであれだけど,たぶん新聞社で安定して黒字で問題なくやっているところは少ないと思う。もともと,読者から支払われる購読料(新聞代)だけでやっている新聞社は存在しないという。新聞社は掲載している広告料で,新聞販売店は折り込み広告で食っている,というのをきいたことがある。かなり前からメディアの中心はテレビになり,昨今は新聞記事はネットでタダでみるのが当然だ。そんなときに新聞代を払って新聞をとっているヤツの数なんてたかがしれている。

 個人的にはいったいなんのために紙の新聞をやり続けているのかさっぱりわからないし,別に紙でもうかってるわけでなく,将来的にはネット上での記事提供でしか生きていく道はないのだから,さっさと紙を捨ててネット専属で活動したほうがよいだろうと思う。たとえいまはネット部門が黒字でなくても,そっちにしか未来がないのだから,あしたも紙の新聞を出していくことに意味がないのは誰でもわかる。まっ,それを云ったら紙の雑誌も書籍も全部そうなんだけどね。

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